包括的な新しいブランド戦略により、ポートランド・アート・ミュージアム(PAM)のアイデンティティは、文字通り「アートの世界への窓」となりました。
1892年に設立されたポートランド・アート・ミュージアムは、市内で唯一の大規模な美術館ですが、長い間、ポートランド市民とのつながりを築くのに苦労していました。美術館の寄付者は減少し、新しい世代はこの素晴らしいリソースの価値を認識していませんでした。
Zibaは、ポートランド・アート・ミュージアムの新しいブランド・アイデンティティを、美術館の心と魂を反映しつつ、新しい若いターゲット層にアピールするものにしました。このフレキシブルなアイデンティティ・システムは、ディテールやキャラクター、さらにはムード(世界観)を強調することができます。それらは、ロゴでも表現されていますが、より重要なのは、美術館での体験を強調し、コレクションへの窓としての役割を果たすことです。 ポートランド・アート・ミュージアムの新しいアイデンティティは、訪問者を美術館の中に招き入れ、自分の目で見てもらうという事へのフレームとしても機能しています。
ポートランド・アート・ミュージアムの新しいブランド・アイデンティティは、2011年秋に導入され、その後2年間かけてすべてのブランド・タッチポイントに展開されました。美術館はそのコレクションやリソースが、一貫性を持ちながらも親しみやすく強調されている点が評価され、スタッフや来館者から圧倒的な支持を得ています。ポートランドのコミュニティでは、このアイデンティティが美術館への新たな関心を呼び起こし、寄付金が35%増加し、最終的には計画されていた新館の建設が予定よりも2年早く開始されました。