愛されているブランドを現代に蘇らせるためには、考え抜かれたデザインの変更が必要です。愛用者がなぜそのブランドを愛しているのかを深く理解する必要があります。
有機、職人的、少量生産、異国風、地産、、、アメリカで人気の調味料市場は、ますます細分化され競争が激化しています。そして、世界で最も象徴的なブランドの一つであるハインツは、トップの座を失う危機に瀕していました。ブランド・エクイティを回復し、パッケージングの費用を削減するために、ハインツはブランドが愛されてきた理由を理解し、それに合わせてデザインを変更する必要がありました。
Zibaはフィールドワークにより、ハインツの競争上の脅威に対抗するシンプルなコンセプトを明らかにしました:Loveです。他のブランドは、刺激的で、手頃な価格で、ユニークである一方、ハインツは消費者の心の中に存在していたのです。そこで、Zibaは、製品ラインをシンプルにし、ブランドの特徴である厚みとコク、そして明快なビジュアル要素を強調することで、Loveを増幅させたのです。キャップとボトルのデザインは新しいビジュアル要素を取り込んで一新され、一目で認識ができ愛着のわくものになりました。
Zibaのデザインは、ハインツの伝統を称え、愛用者の間では、スカラップ形のボトル、キーストーン形のラベル、盛り上がった「57」などのクラシックな要素を前面に押し出しています。 また、新しいボトルとキャップのデザインにより、年間30百万ドル以上の包装コストを削減することができました。